同一人物の毛髪を経年で比較できる
クラシエホームプロダクツカンパニー(クラシエ)が画期的な研究成果を次々と生み出している。2025年4月21日に「ゆがみ毛」を改善する成分の発見を発表。次いで25年5月13日には、皮膚洗浄後の肌のキメを改善する「保水コンプレックス」を開発したと明らかにした。どちらの技術も25年秋に発売する新商品に応用する予定だ。矢継ぎ早に結果を示すクラシエの研究手法は、にわかに注目を浴び始めている。
ゆがみ毛とは、うねりやくせ、広がりが直毛で起こるようになることを指す。この種の研究は、毛髪サンプルを比較するのだが、一般的に別人の髪を用いるため、推計データになることが多い。しかし、クラシエは約10年前から同一人物の毛髪を採取し続け、保管している。だから、一人の毛髪の経年変化を正確に分析することができ、その結果として、加齢により毛髪の体幹が弱くなっていることを明らかにした。
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