スギホールディングスが10月10日発表した2019年2月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比6.3%増の2439億4000万円、営業利益が同2.4%増の128億7100万円だった。上期(3~8月)はスギ薬局事業でウェルネスサポート部門(9.4%増)やウェルネスフーズ部門(10.0%増)などが好調で、既存店売上高が2.7%増と伸びたことで、薬価改定による影響や、薬剤師の積極採用などによる販管費の増加などを吸収した。経常利益は3.2%増の134億9200万円、純利益は3.1%増の89億5000万円だった。

上期の出店は53店舗ですべてスギ薬局。この結果、スギ薬局は8月末時点で1014店舗となった。ディスカウントストアのジャパンは上期に関東の2店舗をスギ薬局に業態転換し、「関西に注力していく方向に舵を切った」(杉浦克典副社長)。下期の出店数はスギ薬局が46店舗、9月に開業した訪問介護ステーション1店舗をあわせて47店舗となり、通年では100店舗を計画する。杉浦副社長は「計画は達成できると思う。20年2月期は今期以上のスピードで拡大を進め、110店舗を目指したい」と意欲を示した。

杉浦克典副社長

 

スギ薬局事業のうちビューティー部門について、杉浦副社長は「上期のうち第2四半期は売り場づくりや接客に今まで以上に注力してきた。この勢いで下期も進め、デジタルの活用なども組み合わせた取り組みも進めたい」と説明する。

19年2月期の通期見通しは売上高4800億円(5%増)、営業利益255億円(3%増)を据え置いた。