東北大学と京都大学の研究グループは、表皮のG12シグナルが表皮を厚くし、皮膚バリア機能を高めることを明らかにした。研究では、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)から細胞内へ情報を伝える経路のうち、G12シグナルを選択的に活性化できる人工受容体「DREADD」を活用した。G12シグナルを活性化すると表皮が肥厚するとともに、ケラチノサイトの分化や角化に関わる変化が起こり、バリア機能も向上した。表皮にはG12シグナルを誘導する内在性GPCRが複数存在することから、これらを標的とすることで皮膚バリア機能が低下した疾患への新たなアプローチにつながる可能性がある。成果は「FASEB Bio Advances」に掲載された。★

⽪膚疾患における⽪膚の状態

月刊『国際商業』2026年11月号掲載