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新技術により肌の保湿機能がアップ

資生堂は、肌の保湿に重要な役割を果たす成分である「天然保湿因子(※1)」を角層へ効率的に届け、留める革新的な「Reservoir in Skin」技術(※2)を開発した(図参照)。天然保湿因子は、角層に浸透しにくく、日常の洗浄などによって簡単に流出するが、新技術を使うと、天然保湿因子の一つであるPCA(※3)を角層に届けて留めることができる。保湿効果の向上や肌のなめらかさの改善を確認しており、スキンケアの価値を高める画期的な技術と注目を浴びている。

※1:人がもともと持っている肌中の保湿成分で、角層、角層細胞の中に(10〜30%)あり、水を吸収し、保持する物質のこと
※2:特許出願済み:
国際公開番号WO2024/142836
※3:PCA(ピロリドンカルボン酸)は、天然保湿因子の一つで、肌を潤す効果がある

そもそも同社は、有用成分の開発に加えて、成分が持つ効果を最大限発揮させるための研究として、複雑で多岐にわたる成分の混合・製剤化に挑戦し続けている。今回の研究開発では、成分浸透の向上だけでなく、効果を発揮する場所に留めることも実現するDDS(ドラッグデリバリーシステム)技術に着目。ターゲットとした天然保湿因子は、肌表面の角層に本来存在し、肌のうるおいを維持するために必要不可欠な成分だが、加齢変化で失われるのみならず、洗顔などで簡単に肌から流出する。また、これを外から化粧品で補充しても、効果を発揮する角層に留まりにくいという課題があった。そこで有用成分が働く場所の量を高めることが効果発現に重要と捉え、角層に適切に送り届け、留める技術の開発を進めたという。

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