コーセーは9月16日、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ」の最高峰ライン「AQ ミリオリティ」から、高機能エイジングケア(※)エッセンスクリーム「AQ ミリオリティ ザ クリーム デコラシオン」(20グラム・9万9000円、60グラム・19万8000円、付けかえ用60グラム・17万6000円)を発売する。全国の百貨店、化粧品店、公式オンラインショップで展開する。
※「エイジングケア」=年齢に応じたお手入れ
新製品の特徴の一つが、日本と海外で異なる処方を設計したことだ。クリームに求めるテクスチャーの嗜好性の違いを踏まえ、日本向けはベタつきや重さを残さず、肌と一体化するようになじむエッセンスタッチを追求。グローバル向けは海外で支持される“リフトアップ感”を重視し、朝の使用も想定して、すぐにメイクアップできるなじみの良さとべたつきのないあと肌感を実現した。13の国と地域で順次展開する。
「AQ ミリオリティ」は2000年に誕生したコスメデコルテの最高峰ライン。新製品では「100年美肌」を掲げ、「一生涯、自分自身に誇りをもてる美しい肌」への思いを込めた。
細胞間の情報伝達の仕組みに着想を得た、うるおいを伝達するための次世代メッセンジャーテクノロジー「poEXO メッセンジャーソーム™を新開発。AQミリオリティのために特別に開発した「AQM 多重層バイオリポソーム」も採用した。独自研究から生まれた保湿成分「ロンジェネクス」をはじめ、これまでのエイジングケア商品のキー成分などを含む40種の美容成分を配合する。
容器はマルセル・ワンダース氏がデザインを手掛け、バタフライを共通モチーフに採用。ガラス容器全体には二つの花をイメージした「Blooming Skin Pattern」を施した。同時に、バカラ、コスメデコルテ、ワンダース氏の3者がコラボレーションした「ザ クリーム デコラシオン Baccarat Edition」(60グラム・26万4000円)も発売する。バカラのクリスタルガラスを使用し、数量限定ではなく受注販売で展開する。
発表会で藤永あすかブランドマネージャーは、新製品を「ブランドの象徴にとどまらず、事業の新たな成長を切り開く商品」と位置付けた。従来の富裕層や上顧客に加え、美容医療や高機能スキンケアを日常的に取り入れる「美容投資層」にも顧客を広げ、「年齢や属性だけではなく、美への投資意識で顧客を捉え、新たな市場と顧客を創出していく」と語った。
海外では、AQとリポソームを軸にグローバル共通のヒーロープロダクト戦略を進める。藤永ブランドマネージャーは、日本の化粧品を世界で認められるブランド価値へと転換する上で、「ブランド側の本質的な課題は『価値の翻訳』」と指摘。「J-Beautyの発展とは、ただ輸出額を増やすことだけではなく、日本の美意識を世界が憧れる価値へと育てること」と述べた。★
月刊『国際商業』2026年10月号掲載






















