シニアの仲間入りを意識する頃には、ホルモンのバランスが変わり、ある種のがんリスクが高まり、高血圧や糖尿病などを発症しやすくなることはよく知られている。女性の場合、更年期が該当し閉経を挟んだ前後5年、おおよそ45〜55歳頃の10年ほど、卵巣機能の低下に伴い、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が急激に減少することで、ホットフラッシュや不定愁訴など、心身にさまざまな不調が現れる。医学的には「最大の臓器」である皮膚への影響も少ないはずもないが、加齢や長年の日焼けに伴う「シミやシワ」として片付けられがちだ。
今年のIMCAS(毎年パリで開催される世界最大級の権威ある美容医療・美容皮膚科の国際学会)で、更年期と皮膚に注目したポスタープレゼンテーションが注目された。皮膚科学領域に特化した世界有数の製薬・スキンケアメーカーであるガルデルマ社(ロレアルグループ、本社スイス・ローザンヌ)によるものだ。同社は「鏡に映る更年期障害:課題、科学、そして美的改善」と題したシンポジウムも開催し、2月には皮膚医療専門誌上で論文も発表した。
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