日本ではすでに定番となっている〝化粧品大国〟韓国のコスメ。フランスを抱える欧州でも伸びている。この数年、世界的な韓流ブームの後押しやSNSなどでの宣伝を通じて韓国の美容法を指す「Kビューティー」という言葉が広まり、店頭で製品を購入できる機会も増えてきた。
韓国食品医薬品安全処(食薬処)によると、2023年の同国の化粧品の輸出額は約85億ドルに達し、フランス、米国、ドイツに次ぐ世界4位の規模を維持した。特に対北米(13億ドル、前年比44.0%増)や対欧州(11億ドル、前年比49.7%増)輸出が拡大。欧州への輸出規模は対アジア(58億ドル)に比べればまだまだだが、成長傾向にあるようだ。オランダのマーケティング会社「ASDリポート」も、欧州における韓国化粧品市場の23年から32年の年平均成長率を9.48%と予想しており、イタリアでは10人あたり7人が韓国の製品を利用したことがある、というデータを紹介している。
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