韓国発のコスメブランド「CNP Laboratory」が絶好調だ。日本国内の販売を手がける銀座ステファニー化粧品は、2020年1月から戦略を本格化。アマゾン、アットコスメ、楽天での展開を始めたあと、9月からバラエティストア、ドラッグストアとの取引を始めた。特に、主要な化粧品販路であるドラッグストアでは、配荷店数が瞬く間に増加。21年内の目標を早期に達成する勢いだ。その要因は、テスト販売で店頭に並べると、すぐに売り上げが立つこと。そして「お客さまに品質が評価されて、リピート率も高い」(銀座ステファニー化粧品の新事業部LG事業の尹善美氏)ことが流通各社の興味を引き出している。
もう一つ、販売好調の要因は、銀座ステファニー化粧品が並行輸入対策を徹底していることもある。「CNP Laboratory」は、日本女性の認知度が高い人気ブランドだけに、並行輸入品は少なくない。ただし、銀座ステファニー化粧品は、日本で唯一の正規代理店である。「CNP Laboratory」のブランドホルダーである韓国大手メーカー・LG生活健康と密に連携し、日本と韓国それぞれで並行輸入業者への販売ルートに対処している。並行輸入先に比べ安定供給、品質保証、アフターフォローを行う正規代理店である銀座ステファニー化粧品と安心して取引する小売業が増えているというわけだ。
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