SALON DE LAVIE 代表庄子悠介(しょうじ・ゆうすけ)

理容師歴22年。20代で経営方針の異なる2サロンを経験し、職人かたぎの現場と教育制度の整った環境の双方で技術と人材育成の重要性を学ぶ。2015年、31歳で独立。現在、首都圏を中心に高級理容室「LAVIE NEW STANDARD BARBER」を多数展開している。
「LAVIE NEW STANDARD BARBER」は今年7月に横浜へ新店を開き、店舗数は11店舗となる。理容室を取り巻く市場環境が厳しさを増す中、同社は好調な売り上げを維持し、継続的な新規出店を実現している。その背景にあるのは、人が辞めにくい組織をつくる「定着率」への意識と、店とスタイリスト個々のブランド価値を高めるバランス力だ。その考えについて、SALON DE LAVIEの庄子悠介社長に聞いた。
サロン経営では、採用、教育、集客が重要な課題として語られます。私はそこに加えて、「定着」という視点が欠かせないと考えています。採用できても人が辞めてしまえば、教育を担う人材も、店舗を任せられる人材も育ちません。理美容業界には、一定の規模を超えられない「50人の壁」があると感じています。例えば40人の組織で20%が離職すれば、8人が抜ける計算になります。その後、新たに6人を採用できたとしても、組織は拡大しません。だからこそ、定着は成長の要なのです。
当社は現在、スタッフ数が50人を超える規模になりましたが、昨年の離職者は1人。定着率を高める特別な方法があるわけではなく、給与、休み、人間関係など、離職につながる要因を一つずつ改善することが大切です。給与や休日は求人票に明記できますが、人間関係や職場の雰囲気は入社前には分かりにくい。だからこそ採用前の見学を重視し、空気感を感じてもらうことでミスマッチを減らしています。
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