カット、パーマ、カラーリング、ヘアデザイン、ヘッドスパーー。カットを基本に、ヘアに関わるサービスを一気通貫で提供するのが美容室だ。最近ではネイルサービスも提供し、トータルビューティーを打ち出すところも増えている。その中で、Fast Beautyが展開するfufuは、カラーリングだけを提供するヘアカラー専門店だ。自社運営のECも展開し、そこで取り扱っているアイテムは美容商品からトイレットペーパーまで、幅広く、顧客の生活に寄り添っている。fufuは、従来の美容室からカラーリングの施術を切り離しただけではない創意工夫で差別性を高めている。その違いはどこにあるのか。美容業界に新たな発想を取り入れ、カラー専門店の存在感を高めた先駆者であるファストビューティの高橋賢CEOに話を聞いた。

早期に現場に立てる独自のスキルアップの仕組み

ヘアカラーのボリューム層である白髪染めに着目し、ヘアカラー専門店に特化した理由は、顧客と雇用双方にメリットがあることです。お客さまのリピート率が高くなりやすい点にあります。髪は毎月約1センチメートル伸びるため、白髪に悩む方は、グレイヘアの施術を受けて約1カ月で根元の白髪が気になり、定期的な来店につながります。カットやパーマは頻度が落ちることもありますが、カラーは「行かざるを得ない」というインセンティブが働くため、リピートが安定するのです。

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