ロート製薬の2026年3月期通期業績は、売上高が前年比11.4%増の3437億2500万円、営業利益7.5%増の411億1800万円、経常利益20.8%増の479億7100万円、親会社株主に帰属する当期純利益11.0%増の342億4700万円となり、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。

地域セグメント別では、日本事業が売上高2.6%増の1693億2600万円、営業利益1.5%減の221億2600万円となった。サプリメント「ロートV5」、リップクリーム、「肌ラボ」、ヘアマスク「Gyutto」、目薬などが好調に推移した一方、利益面では、子会社の原価率上昇などが利益を圧迫した。

アメリカ事業は、売上高3.8%増の215億5300万円、営業利益10.6%増の17億500万円となり大幅な増益。医療用消毒薬を製造・販売するハイドロックス・ラボラトリーズが好調を維持したほか、ブラジルで「肌ラボ」や医療用眼科事業が堅調だったことが売り上げを押し上げた。

ヨーロッパ事業は、売上高24.7%増の238億8900万円と大幅増収となった一方、営業利益は28.8%減の10億700万円となった。ポーランドのダクス・コスメティクス社が「Hadalabo Tokyo」や「YOSKINE」の好調で成長したほか、モノ社の連結効果も売り上げに寄与した。一方で、英国で消炎鎮痛剤の容器供給業者の倒産に伴う原価率上昇や販管費増加が利益を圧迫した。

アジア事業は、売上高24.9%増の1253億2700万円、営業利益29.8%増の150億4800万円と大幅な増収増益となった。ベトナム、インドネシアなど東南アジアが好調に推移したほか、ミャンマーで輸入ライセンスを取得したことで生産が可能となり増収に貢献。ユーヤンサン・インターナショナル社(EYS)の連結効果も寄与した。商品別では「肌ラボ」「アクネス」「セルサン」、目薬などが伸長した。

カテゴリー別売り上げでは、アイケアが9.3%増の453億8100万円、スキンケアが5.8%増の1969億2300万円、内服・食品が36.3%増の543億4200万円、メディカルが11.4%増の380億7800万円、その他が31.4%増の89億9800万円となった。

2027年3月期通期業績は、売上高7.5%増の3695億円、営業利益6.5%増の438億円、経常利益3.9%減の461億円、親会社株主に帰属する当期純利益0.7%増の345億円を見込む。東南アジアを中心としたアジアとヨーロッパでの成長を想定しており、売上高、営業利益、純利益ともに過去最高更新を計画する。