ロート製薬の2026年3月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比12.0%増の2530億7100万円、営業利益5.1%増の335億7500万円、経常利益20.5%増の398億5200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益14.3%増の282億7900万円と増収増益だった。

国内では顧客ニーズに合致した商品提案やインバウンド需要の増加が寄与。海外では為替影響があったものの、シンガポールの漢方薬等製造販売企業ユーヤンサン・インターナショナル社およびオーストリアの医薬品・医療機器等製造販売企業モノ社の業績を前第3四半期連結会計期間より連結に含めたことが押し上げ要因となった。利益面では原価率上昇の影響があったものの、増収効果により営業・経常・最終とも増益を確保した。

セグメント別にみると、日本は売上高0.3%増の1266億7700万円、セグメント利益2.8%減の179億6300万円。サプリメント「ロートV5」、新製品が好調なリップクリーム、ヘアマスク「GYUTTO」、「肌ラボ」、目薬などが伸長。ロートニッテン、天藤製薬も増収に寄与した。一方、連結子会社の減益影響などによりセグメント利益は減少した。

アメリカは売上高2.7%増の155億5400万円、セグメント利益6.2%減の10億1700万円。ハイドロックス・ラボラトリーズ社が引き続き好調に推移し、ブラジル子会社も増収に貢献したが、販管費増加により減益となった。

ヨーロッパは売上高28.0%増の171億6500万円、セグメント利益40.4%減の5億7900万円。ポーランドのダクス・コスメティクス社が「Perfecta」「Hadalabo Tokyo」で伸長し、モノ社も売り上げに寄与したが、英国での原価率上昇や販管費増加が響いた。

アジアは売上高32.9%増の910億8700万円、セグメント利益26.3%増の132億8300万円。ベトナム、インドネシアなど東南アジアが好調に推移したほか、ミャンマーでの輸入ライセンス取得による生産再開、ユーヤンサン・インターナショナル社の寄与が増収を後押し。「肌ラボ」「アクネス」「セルサン」などが伸長し、利益も大幅増となった。

26年3月期通期業績は上方修正。当初予想からそれぞれ20億円、10億円、25億円、10億円増加させ、売上高は前期比10.3%増の3405億円、営業利益5.9%増の405億円、経常利益17.1%増の465億円、親会社株主に帰属する当期純利益7.0%増の330億円を見込む。