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ECと店舗の併用率は想定以上に高い

メイクアップブランド「inoui(インウイ)」の強みは、ブランドの根幹にある哲学をぶらさず、商品開発、コミュニケーション、販路政策を積み上げている点にある。資生堂は2023年のブランド再始動に際し、「生まれ持ったものが、あなたを最も美しくする。」というブランドメッセージを掲げ、自分が持って生まれたものを魅力として捉え直し、自由に表現していく「自分美」を提案するブランドとして再定義した。補整や矯正で理想像に近づけるのではなく、生まれ持った骨格や色、質感を生かしながら、その人自身の顔立ちや雰囲気の中で美しさを組み立てていくという考え方である。

化粧品市場では、分かりやすい仕上がりや即効性のある訴求が依然として強い。だがインウイは、誰もが同じ正解に寄っていく発想を選ばない。ブランドが目指すのは、「自分のアイデンティティを謳歌する人たちを増やし、『美の多様性』を楽しむ美意識を創出することだ」と早津邦仁ブランドマネージャーは強調する。生活者を一つの理想像へ誘導するのではなく、一人ひとりの違いを前提に、美しさの解釈そのものを広げようとしている。

早津邦仁ブランドマネージャー

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