自分の生まれ持ったものが、最も私を美しくする――。資生堂が満を持して世に送り出す大型メイクブランド「inoui(インウイ)」がベールを脱いだ。多様性を重んじる時代は、生活者一人一人に個性の発揮を強く求める。それがゆえに、自分の個性とは何かという新しい悩みを持つ人々が増加。そこに資生堂のインウイは「自分美のあり方」を示し、一石を投じる。他者との比較から個性を導き出すのではなく、自分自身が生まれながらに持つものを慈しむ。インウイは自分の肌や骨格を主役とした「Identity Beauty」を提唱するブランドを目指していく。資生堂ジャパンの直川紀夫社長CEOは、インウイ開発の原点について、次にように語る。
「社長就任直後の20年、堀井(清美エグゼクティブオフィサー プレステージブランド事業本部長)さんと多くの専門店さまに足を運んだ際、新たなお客さまと出会えるメイクブランドを出してほしいという要望をたくさんいただきました。専門店さまに貢献できるメイクブランドをつくるために、徹底的に生活者に向き合った結果、ダイバーシティ(多様性)を重視するメイクブランドにたどり着いたのです」
チェインストア制度が100周年を迎えた2023年、インウイは、次の時代に向けて動き出した資生堂と化粧品専門店にとって象徴的なブランドとして歩み始める。
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