ポーラ・オルビスホールディングス(HD)の2026年12月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比1.2%減の408億2900万円、営業利益が18.7%増の49億2500万円、経常利益が153.2%増の62億5700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が88.0%増の24億6300万円となった。
セグメント別に見ると、主力のビューティケア事業は売上高1.3%減の392億7700万円、営業利益が20.3%増の49億7300万円だった。
POLAは、売上高・営業利益とも前年同期を下回った。国内事業ではサロンチャネルにおける成長店舗群の売り上げ、ECチャネル、ホテルアメニティチャネルは堅調に推移したものの、ブランディング強化を目的とした二次流通向け出荷の抑制精度向上やインバウンド客数減少等が影響し、国内事業全体で前年を下回る実績となった。海外事業では、引き続き重点市場である中国において、ハイプレステージ顧客層との接点拡充やCRM強化を通じ、ブランドプレゼンスの確立を進めており、免税チャネルにおける出荷時期の違い等により海外事業全体では減収となったが、中国事業では、「B.A」シリーズの新商品の好調が寄与し、オンラインチャネルを中心に売上が伸長している。
ORBISは、計画以上の好業績となり、増収・2桁増益。顧客基盤の構築を図る直販チャネルでは、顧客稼働促進と高機能・高単価商材の提案に注力した結果、購入単価が伸長し、外部チャネルでは顧客接点の拡大に伴い高い売上成長率を維持したことから、国内事業全体で前年を上回る実績となった。海外事業では、中国法人の清算影響により海外事業全体では前年を下回る実績となったが、ASEANおよび東アジアにおいては需要の回復・拡大の動きがみられる。
海外ブランドのJurliqueは前年を下回る売上高となった。本国である豪州においては、直営店、百貨店およびECチャネルがいずれも堅調に推移し、前年を上回る結果となった。一方、中国においては、ECチャネルが伸長したものの、百貨店および越境ECチャネルが苦戦し、店舗閉鎖の影響もあり、前年を下回った。利益面では、構造改革の進展に伴い販管費の適正化を進めた結果、営業損失は改善している。
育成ブランドは、前年同期を上回る売上高となり、営業損失は改善した。DECENCIAブランドにおいては、投資効率を重視した顧客基盤の強化を通じ、持続的成長に向けた基盤拡大を進めており、3月にリニューアルした新美白シリーズが主要美容誌でベストコスメを複数受賞し、オンライン・オフライン双方における認知拡大の契機となった。THREEブランドでは、ホリスティックケアを軸とした独自価値の訴求を通じ、顧客基盤の形成とブランド再生に取り組み、精油配合の高機能スキンケアを軸とした提案を推進した結果、国内ホリスティックケア売上が伸長した。また新規事業である「カオカラ」および「Dive」が成長し、収益に貢献した。
26年12月期通期業績予想は、売上高は1.6%増の1730億円、営業利益が10.2%増の173億円、経常利益が1.6%増の173億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.0%減の90億円と、期初予想を据え置いた。




















