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持株会社への移行でグループ力を引き出す
コーセーが2024年11月11日、中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner –Milestone 2030」を発表した。同社のありたい姿として「Your Lifelong Beauty Partner」を掲げ、その実現に向けて、グループに共通する信念として、活動方針「美を通じて世界に寄り添い、一人ひとりの生涯を彩る」と価値観「KOSÉ Beauty Partnership」を企業活動の土台とした。「3G（グローバル・ジェンダー・ジェネレーション）」「Adaptability（あらゆる想いに応える）」「Sustainability & Connectivity（寄り添い続ける）」に基づいた活動に注力。日本を代表する化粧品を起源とする企業として、世界で存在感を高める考えだ（図1）。コーセー経営企画部経営戦略室経営企画課の今田拓志課長は次のように説明する。
「中長期ビジョンで用いた『Lifelong』『Beauty』『Partner』のキーワードは、魅力ある多様なブランドを抱えるブランドポートフォリオによって、お客さま一人ひとりの価値観やニーズに対応し、日本発の化粧品企業として一生涯に寄り添い続ける、という覚悟を示しています。単に『寄り添う』と表現しないことがコーセーらしいと強く思います」
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