ミルボンの2026年12月期第1四半期決算は、売上高は前年同期比11.0%増の124億1500万円、営業利益75.4%増の12億5000万円、経常利益113.7%増の13億3700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益119.6%増の10億1500万円となり、ヘアケア用剤が底堅く推移し、海外事業が大きく伸長したことで増収増益を達成した。
品目別では、ヘアケア用剤が13.1%増の78億4700万円と全体をけん引した。海外市場でプレミアムブランド「ミルボン」が好調に推移したほか、国内では新ブランド「スワエ」やスタイリング剤「ニゼル」の新商品が好調。染毛剤もオーガニック認証機関ICEAの認証を有する「ヴィラロドラカラー」の好調や海外売り上げの拡大により8.2%増の40億1000万円となった。パーマネントウェーブ用剤は11.7%増の3億2100万円、化粧品は3.8%増の1億6500万円、その他は20.6%減の7000万円となった。
地域別では、国内売上高が3.6%増の84億6200万円となった。美容室市場の停滞感は継続しているものの、ヘアケア用剤が5.5%増と堅調に推移。染毛剤もグレーカラーが下支えするとともに、ファッションカラーの減収幅が縮小。営業利益は16.5%増の6億6000万円だった。
海外売上高は31.1%増の39億5200万円、営業利益は304.2%増の5億8900万円と大幅に拡大した。なかでも米国は、競合ブランドの代理店変更に伴う市場変化も追い風となり、売上高が72.9%増の8億5600万円と急伸。ヘアケア用剤、染毛剤ともに高成長を示し、営業利益は1億7400万円と黒字化した。
韓国は前年の政情不安の反動もあり、売上高が20.1%増の14億2800万円、営業利益が28.1%増の5億1800万円となった。中国も春節時期のずれの影響はあったものの、売上高が24.4%増の7億9300万円、営業利益が75.5%増の1億1900万円と回復基調を示した。EUは新製品投入や新規サロン獲得、ドイツ直販の伸長により売上高が58.7%増の1億7500万円となった一方、先行投資を継続していることから営業利益は3100万円の欠損だったが赤字幅は縮小した。
同社は中東情勢の緊迫化に伴う原材料・物流コスト上昇リスクを警戒。一部エアゾール製品では部材調達に不安定要因が残るほか、新ファッションカラー「プレトワ」についても、安定供給体制を見極めながら発売時期を慎重に判断するとした。
26年12月期通期業績は、売上高が前年比3.7%増の548億円、営業利益11.4%増の63億円、経常利益13.3%増の61億8000万円、親会社株主に帰属する当期純利益25.1%増の43億円を見込む。中東情勢によるコスト上昇懸念はあるものの、足元の業績が好調に推移していることから、現時点では通期計画を据え置いた。






















