第一三共は2026年4月15日、連結子会社である第一三共ヘルスケア(DSHC)の全株式1万株をサントリーホールディングスに譲渡すること等を合意し、サントリーHDとの間で株式譲渡契約を締結したことを発表した。譲渡額は2465億円。26年6月に第一三共が保有するDSHCの発行済株式の30%をサントリーHDに譲渡し、29年6月までに譲渡を完了する予定だ。

DSHCは、日本において健康寿命の延伸を目的にセルフケア・セルフメディケーションが推進される中、OTC医薬品の領域におけるリーディングカンパニーとしてセルフメディケーションのさらなる発展に貢献するとともに、機能性スキンケア・オーラルケア・食品へと領域を広げてきた。現在、販売チャネルとして薬局やドラッグストアの他、通信販売の強化を図り、海外への展開も進めている。

25年3月期のDSHCの業績は、売上高が前年比115%の760億4900万円、営業利益が同107%の129億2200万円、経常利益が同109%の133億4000万円、当期純利益が同110%の89億9700万円と増収増益を継続している。

第一三共およびサントリーHDは、DSHCの当該事業のさらなる成長に向け、飲料・食品および健康食品事業において強固な事業基盤を確立しているサントリーHDの強みを活かして事業を推進することが最適と判断し、今回の契約締結に至った。

第一三共は、サイエンス&テクノロジーの強みを活かし、経営資源をイノベーティブ医薬品事業に集中させることで、がん領域をはじめ標準治療を変革しうる革新的な医薬品を継続的に創出・提供し、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献していく。