美容医療市場の拡大を受け、化粧品メーカーの競争のあり方が変わり始めた。これまで各社は、医師への学術情報の提供を軸に営業を進めてきた。だが最近は、患者と最も多く接する看護師へのアプローチが重要になっている。施術の最終判断は医師が行う一方、術前後の説明やホームケアの提案など、患者との接点の多くは看護師が担うためだ。現場でスキンケア品の価値を伝え、患者の納得や継続使用につなげる役割として、看護師の存在感は高まっている。美容医療市場の成長とともに、医師だけを見ていては勝ちにくい時代に入りつつある。
矢野経済研究所によると、国内の美容医療市場規模は2024年に6310億円と前年比6.2%増となった。全国美容医療実態調査(日本美容外科学会)でも、24年の施術数は回収分ベースで前年を上回っており、市場の広がりは施術数の増加にも表れている。美容医療が一部の層に限られたものではなくなり、利用者が広がるほど、患者に最も近い立場にいる看護師の影響力も大きくなる。
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