化粧品・日用品メーカーの2025年3月期決算は、株式市場の評価は芳しいものではなかった。マンダムとロート製薬は増収減益、エステーは増収増益。決算発表翌日の株価(終値・前日比)は、マンダムが3.7%減、ロート製薬が10.8%減の大幅下落。エステーは3.4%の微増だった。しかし、マンダム、エステーの中長期戦略は成果を生み始め、初めて中長期戦略を発表したロート製薬も着々と準備を進めている。足元の評価を覆すことは十分に可能だ。
マンダムの売上高は前年比4.0%増の761億8300万円、営業利益は49.1%減の10億2800万円だった。主力のインドネシア事業の低迷や原価率の上昇、販管費および一般管理費の増加が減益要因になり、株価に影響を与えた。ただし、インドネシア事業の低迷を日本国内がカバー。二つの主力事業が相互補完する事業構造は、実力以上に過小評価されている。
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