ポーラ・オルビスホールディングスは、「顔の傷跡」に着目した化粧品ブランド「UNELL (ユネル)」を立ち上げた。その第1弾として、業界初(同社調べ)となる「凹み傷跡のカバー」に特化した化粧下地「フィリングアンドスムージングブライマー」(3300円)を2026年3月19日発売した。
ポーラ・オルビスホールディングス事業開発室UNELL事業責任者の田所直樹氏は、自身も幼少期の交通事故で顔に傷を負い、向き合い続けてきた体験から開発に着手。その過程で行った調査では、「傷跡というのは外観的な悩みと思われがちですが、実際は内面にも影響するもので、日常の選択肢を狭め、将来の夢を奪いかねないもの。心と体の両方に影響を与える」ことが分かってきたという。そこで、「傷跡に悩む女性が前向きに過ごせるよう寄り添っていきたい」との強い思いのもと、ユネルブランドの創設に至ったことを明かした。
新ブランドの第1弾商品となるフィリングアンドスムージングブライマーは、従来のファンデーションやコンシーラーではアプローチが難しい皮膚の凹みを整える独自の補正発想として「3D ネットワークリフレクション」理論を採用。ジステアルジモニウムヘクトライトが形成する半透明の3Dネットワーク構造が肌の凹凸に精密にフィットして表面をなめらかに整える。また、オクテニルコハク酸デンプンAlやマイカといった光拡散材が、光を多方向に拡散させるソフトフォーカス効果を発揮。凹凸によって生じる影を視覚的に飛ばし、周囲の肌と自然になじませることで理想的な仕上がりを実現する。さらに強固な被膜を瞬時に形成することで、平滑な状態を長時間持続。舞台メイクの光学補正発想を応用したアプローチにより、自然な仕上がりへと導く。
販路は、「少しでもはやく、顔の傷跡に悩む女性に届けたい」(田所氏)との理由から発売当初はAmazonでの販売となるが、将来的にはリアルでの接点構築も視野に入れる。
発売当日に開催した発表会では、メイクアップアーティストの竹内李恵さん、幼少期についた傷に向き合い続けモデルとして活躍する高濱レイカさんによるデモンストレーションを実施したほか、ALOOP CLINIC & LABの山﨑研志院長がニキビ跡の凹みをはじめとした傷跡のクリニックや医療での治療方法などを伝え、医療では叶えられないスキンケアや化粧品による傷跡への新たなアプローチについて期待を示した。
- デモンストレーションも実施
- ALOOP CLINIC & LABの山﨑研志院長
その後、田所氏、山﨑院長、高濱さんによるトークセッションも実施。開発者、医師、顔の傷に向き合い続けながらモデルの仕事を続けてきた当事者といった視点から、従来の悩みと新商品の使い心地を伝えた。





























