研究成果を問わない採用活動を実施

ロート製薬が定義する研究のスペシャリストは、競合他社とまったく違う。一般的にスペシャリストといえば、特定分野に関する専門知識を持った人材を指す。だが、ロート製薬では、生活者の健康課題に向き合い、その人にしか発想できない仮説をもとに、社内外の関係者を巻き込みながら解決策を生む人材を研究のスペシャリストと呼ぶ。

ロート製薬の人材へのこだわりは強い。例えば、新卒採用の面接では、学生時代の研究成果よりも「どのように課題を設定し、どんな行動で困難を乗り越えたのか。そのプロセスを楽しめたのか。つまり課題突破力を高く評価しています」と戦略デザイン本部デザイナー兼グループR&D/開発アシスタントコーディネーターの青柳寿枝氏は説明する。採用後でも学べる技術より、人間だけが持つスキルを重視する。これもロート製薬の研究開発が独自路線であることを物語っている。

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