基本を徹底する販売哲学を貫く

淡路島(兵庫県)の人口は12万7600人もいるが、消費はアクセスが良い関西の都市部に流出しやすいという。しかし、島内にある萬成堂は年商2億円の有力店。苫屋千賀店長の販売哲学「お客の求めることにのみ応える」に基づき2店舗とECを展開し、淡路島だけでなく、全国に顧客を生み出している。

苫屋店長は資生堂の美容部員出身だ。百貨店で接客経験を積んだ後、もっと一人一人の美容ニーズに寄り添った提案がしたい、と家業の専門店に戻った。販売哲学は百貨店時代の経験から生まれたもの。つまるところ、お客の要望を超えたアッと驚く提案より、お客自身がいま望むことをかなえることが顧客満足度を最も高める。だから、店舗とECで異なる顧客ニーズに真摯に対応し、売り上げを伸ばしている。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン