ライン使いする愛用者を育てる
東海地方にドミナント展開する化粧品専門店パルファン（企業名：くわこや）は、2025年4月18日にオープンした商業施設「ららぽーと安城」1階に3業態を同時展開した。セレクトショップ型の既存業態パルファン、コーセーに特化したコスメテリア、メンズコスメ専門店BOW（ボウ）の三つを合わせた売り場面積は127坪である。今回は近隣のアピタ安城の店を閉じて移転したのだが、パルファンは安城市で30年以上前から事業を営み、地域に住む顧客との信頼関係が厚い。新店にはアピタ時代の既存客が多く訪れており、「売り上げは好調に推移しています」と野村和弘社長は破顔する。
逆風を受けたのは、ららぽーと安城から車で約30分にあるパルファンのイオンモール岡崎店だ。大型商業施設の誕生により客足が鈍り、売り上げは前年比95%に落ちている。「同じ三河エリアの店舗ですから、多少の影響を受けるのは想定内。むしろ減収はメリットを生んでいます」と野村社長は冷静に分析。
ららぽーと安城の出店でドミナント戦略が本領発揮
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