木のぬくもりを生かした独自空間をつくる
北海道旭川市の化粧品専門店「くどう」は、来春に行う「COSME910 イオンモール旭川駅前店」の増床リニューアルを機に、自店のブランディングを推し進める。道内を代表する圧倒的な一番店になり、消費者とメーカーから選ばれる存在にならなければ、急ピッチで進む人口減少にあらがえないと考えているからだ。
2022年に4代目社長に就任した工藤貴弘氏は「われわれのサービスと商品を通して、お客さまはもちろん、その大切な人まで笑顔にできる接客を実現したい」と語る。掲げる理念は「笑顔あふれるお店」。その対象は来店客にとどまらず、スタッフやメーカーの美容部員、館の社員、さらには顧客の先にいる家族やパートナーにまで及ぶ。化粧や美容は幸せのための手段に過ぎない。だからこそ、くどうは顧客一人一人の目的や課題に寄り添い、カウンセリングを通じて伴走する接客を徹底してきた。これこそがくどうブランド確立の根幹を成している。工藤社長はイオンモール旭川駅前店の改装に、「大切にしてきた軸を守るためにこそ、変化に挑戦する」という思いで臨む。
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