北海道旭川市にある「くどう」は、化粧品専門店「コスメ910」と相談薬局「くどう薬局」を営む企業である。業績は堅調で、特に「相談薬局」事業は前年比120%で推移。化粧品事業はコロナ前の2019年比90%台まで回復し、ビジネスの両輪は回っている。

くどうによると、商圏人口は50万人もいる。旭川市の人口(22年7月1日現在)は32万5651人で、そのうち女性は17万4561人である。土地の広い北海道の特性で、市外から訪れるお客も多いことから、商圏人口が多いのだろう。だが、市場環境は厳しくなっている。例えば、旭川市は毎月200〜300人のペースで人口が減っている。高等教育機関の不足、主力産業が農業であることから、若年層の流出は避けられない。旭川市は医療体制が充実していることから、シニアの流入は増えているという。つまり、くどうの商圏は少子高齢化の影響を強く受けていることになる。

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