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ニーズの変化を捉えた商品開発を貫く
コーセーコスメポート(以下コスメポート)のシートマスクブランド「クリアターン」は、年間売上高が100億円を突破した。同社の100億ブランドは「ソフティモ」に続く二つ目。主要顧客層の40代、50代だけでなく、10〜30代へと支持を広げられたのは、高リピート率を誇る商品群のたまものである。売り上げの9割はローカル客が占めており、日本を代表するブランドという地位は築いている。しかし、「シートマスクの使用率は約30%ですから、市場拡大とシェア1位に向けてチャレンジを続ける」と同社マーケティング本部ブランド事業部の武山賀規部長は、さらにクリアターンの競争力を引き出す考えだ。
日本のシートマスク市場は、競争が激しい。特に2010年代は新規参入が相次ぎ、2001年にシートマスクを発売したクリアターンは、常に競合からベンチマークされる存在。消費者に支持され続けるブランドになるのは容易ではなかった。しかも〝爆買い〟が代名詞だったインバウンド需要もコロナ禍でストップ。「コロナ前にも売上高100億円に肉薄しましたが、仕切り直しになった」と武山部長は振り返る。そこから盛り返し、念願の100億円の大台突破を成し得たのは、柔軟かつ果敢に、そして常識にとらわれない商品開発を貫いたから。これがコスメポートの真骨頂であり、生活者と流通各社の支持を得る原動力になっている。
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