美容液カテゴリーは韓国勢が存在感を発揮

セルフ化粧品は完全に息を吹き返している。コロナ禍で一時縮小した市場も2021年には回復。22年はさらに成長を加速して、化粧水、乳液、栄養クリーム、美容液、日焼け止めなどのすべてのスキンケアカテゴリーが前年をクリアした。けん引したのはビタミンC、ナイアシンアミド、シカ、レチノールなど成分系コスメの伸び。中でもロート製薬は「メラノCC」の薬用シミ対策シリーズが、「ビタミンC」の成分を全面に打ち出し美容液、化粧水、保湿クリームのすべてにおいて大ヒット。シェアは軒並みトップで独壇場の様相を呈している。

ロート製薬が唯一シェアを落としたのが前年比2桁増の美容液カテゴリーだ。ロート製薬以下の上位10社のうち5社がシェアを下げ、その代わりその他のメーカーが3.8ポイント伸ばしている。けん引したのは韓国コスメだ。取扱店舗の絶対数が少ないためベスト10には入っていないが、シェアに異変を起こした原因となっている。「韓国コスメはシカなど成分系が強い。VTコスメティクス、ネイチャーリパブリック、イニスフリーなどが好調な売り上げを見せています」(ドラッグストア関係者)。

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