消費者が求める手洗いの楽しみ

ハンドソープ市場は、2020年のコロナ特需の反動で21年は大きく落ち込み、22年も前年割れの傾向は続いている。しかし19年と比較すると128.5%と伸びており、コロナ禍を経て手洗い習慣が定着、頻度も確実に増えている。市場占有率ではライオンと花王で7割を超え、2社でシェアを分け合っている状況に変化はない。

生活者の衛生意識は強く、そのニーズに対応して22年注目を集めたのがオートディスペンサータイプだ。ハンドソープ売り上げナンバーワン「キレイキレイ」が先行して「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ専用オートディスペンサー」を投入。花王も「ビオレu自動で出る泡ハンドソープ」を発売して追随。いずれも衛生意識の高まりによる非接触ニーズに対応。しかも自動的に適量な泡が出てくるから、力の弱い幼児でも手をかざすだけで簡単に手洗いできるという商品特性が生活者に受け入れられ好評を得ている。


オートディスペンサーは商品特性が生活者に受け入れられ需要が伸びている

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