4つの提供価値領域の種まきが進む

――2021年から中長期経営戦略フレーム「Vision2030」がスタート。3つの成長戦略「4つの提供価値領域における成長加速」「成長に向けた事業基盤への変革」「変革を実現するダイナミズムの創出」の進捗状況はいかがでしょうか。

掬川 「Vision2030」では、組織を変革し事業規模を拡大するために「脱皮と成長」に挑んでいます。まず成長に向けた変革が「4つの提供価値領域における成長加速」です。4つの提供価値領域とは、オーラルヘルス、インフェクションコントロール、スマートハウスワーク、ウェルビーイングのことで、上期にそれぞれのプロジェクトチームが発足し、専任担当者を設け、活発な議論が起きていることは一つの成果だと思っています。例えば、ライオンの得意分野であるオーラルヘルスでは、新しい事業の実証実験に向けて、ある自治体とその地域の歯科医師などと打ち合わせを重ねています。まだ具体的な内容はお話しできませんが、今期(22年12月期)の早い時期には、オーラルヘルスに関わる歯磨き習慣や口腔内のデータなどをもとに、新サービスを創出する試みを発表できると思います。

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