構造改革が奏効しスキンケアが大幅伸長

――2021年もコロナの影響が残りましたが、業績はいかがでしたか。

小林 21年12月期の業績はメイクカテゴリーがまだ戻らないものの、スキンケアカテゴリーは19年の水準近くまで戻る見込みです。これはコロナに関係なく、18年からブランドの構造改革に取り組み、その成果が出たということです。オルビスは長らく総合通販のビジネスモデルでしたが、18年以降は「ここちを美しく。」をブランドメッセージに掲げるビューティーブランドへと舵を切りました。その一環として、新規顧客を中心にスキンケアの売上比率を上げた結果、主力である通販事業の営業利益率が約20%まで高まりました。それを原資に構造改革の手を緩めなかったことが、コロナ禍でのビジネスを下支えしています。

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