オルビスが化粧品専門店チャネルに新規参入することが明らかになった。まずは10月中旬に「LOOK」(広島県)のフジグラン神辺店で販売を始める。同月下旬に「わたなべ」(山口県)の「ラ・セサミ おのだサンパーク店」への導入も決まっている。
オルビスの狙いは、ビューティブランドとしての存在感を高めることだろう。1987年創業の同社は、化粧品、健康食品だけでなく、アパレル、トイレタリー、食品などを取り扱い、売上高550億円超の総合通販ブランドになった。しかし、その裏では、慢性的な課題を抱えていた。多種多様な商材のクロスマーケティングとともに、ポイント還元を含む価格訴求が常態化。オルビスのブランド価値は劣化、価格に反応する会員ばかりが増えた。それが収益力に影響を与え始めたことから、18年10月に抜本的なリブランディングに着手。総合通販ブランドからビューティに特化したブランドへの転換を図っている。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。