量販店「ドン・キホーテ」などを運営するパンパシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の2025年6月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比7.7%増の1兆1286億1400万円、営業利益18.9%増の897億4900万円、経常利益18.1%増の869億1400万円、親会社株主に帰属する中間純利益12.0%増の539億7700万円と増収増益だった。

セグメントの業績については、国内事業は売上高7.7%増の9548億8900万円、営業利益18.9%増の870億200万円と増収大幅増益。免税売り上げの増加やPB・OEM商品の売上高の伸長、季節商品の好調、メディア露出の強化および価格戦略などにより、既存店売上高成長率が5.8%増となったことが業績を押し上げた。

北米事業は、売上高7.5%増の1302億6000万円、営業利益8.8%増の23億3200万円と増収増益だった。円安の進行および新規出店コストの発生により、売上高および販管費は増加したが、高収益カテゴリーの売り上げ拡大などにより売上総利益が伸長したことから、営業利益は増益となった。

アジア事業は、売上高8.5%増の434億6500万円、営業利益は前年同期比115.0%増の4億1500万円の増収増益。既存店の販管費のコスト削減などにより営業利益は倍増した。

25年6月期通期業績は、好調な業績を鑑み、営業利益50億円、経常利益154億円、親会社株主に帰属する当期純利益35億円、それぞれ上方修正。これにより、売上高は前期比6%増の2兆2200億円、営業利益10.6%増の1550億円、経常利益が前期比1.4%増の1508億円、親会社に帰属する当期純利益1.5%増の900億円を見込む。