パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の2025年6月期第1四半期決算は、売上高は前年同期比8.1%増の5505億9100万円、営業利益は24.9%増の410億6000万円、経常利益は11.0%減の321億1100万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は16.8%減の204億6600万円となった。
セグメント別にみると、国内事業は売上高7.6%増の4644億5000万円、営業利益は26.6%増の400億6300万円。訪日外国人観光客の増加に伴う免税売上高の増加やPB/OEM商品売上高の伸長、夏の季節商品の需要増、価格戦略強化に伴う客数の増加などにより、既存店売上高成長率が5.6%増となったことなどにより増収増益。
北米事業は売上高10.5%増の643億1700万円、営業利益は13.8%減の9億9700万円。円安進行及び新規出店により、売上高は増加したが、同時に販管費も増加しており、また、新規出店の初期コストなどが発生したことから、営業利益は減少した。
アジア事業は売上高11.4%増の218億2300万円、営業損失は100万円。前年同期は7200万円の営業利益があった。出店施策による店舗数の拡大や円安進行により、売上高は増加したが、同時に販管費の増加及び既存店売上高の減少により、営業損失となった。
国内事業においては、関東地方に1店舗、中部地方に1店舗を開店。海外事業はグアムに1店舗、マレーシアに1店舗を開店した。この結果、2024年9月末時点における同社グループの総店舗数は、国内634店舗、海外112店舗の合計746店舗(2024年6月末時点 742店舗)となっている。
通期業績予想は、売上高6.0%増の2兆2200億円、営業利益は7.0%増の1500億円、経常利益は8.9%減の1354億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2.5%減の865億円と、前回公表した予想を据え置いた。