パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)の2024年6月期第2四半期業績は、売上高は、前年同期比7.1%増の1兆475億9400万円、営業利益31.4%増の755億100万円、経常利益28.6%増の736億700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益31.1%増の482億1400万円となった。
セグメント別にみると、国内事業は売上高は7.9%増の8864億700万円、営業利益は38.9%増の731億6600万円となった。訪日外国人観光客数が月を追うごとに増加しており、免税売上が大きく伸長したことやイベント需要の回復等により、既存店売上高成長率が7.4%増となったことから、売上高及び営業利益が増加した。
北米事業は売上高は3.5%増の1211億1700万円、営業利益は40.3%減の21億4300万円となった。円安進行により売上高は増加したが、物価上昇によるコストの増加や新規出店による販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業利益は減少している。
アジア事業は売上高が0.4%減の400億6900万円、営業利益は83.8%減の1億9300万円となった。内食需要の低迷及び物価上昇による買い控え、新規出店による販売費及び一般管理費などの増加により、売上高及び営業利益は減少した。
DS事業は、売上高6605億円(前年同期比708億円増)、営業利益448億円(同145億円増)と引き続き連結業績をけん引。既存店売上は前上期比110.4%で着地。免税売上は上期累計502億円(同421億円増)と訪日外国人客の増加、インフラ整備などにより大幅に伸長、12月は売上100億円越えとなり過去最高を記録した。
GMS事業は、売上高2362億円(同1.4%減)、総利益率の向上、販管費のコントロールを継続し営業利益は50億円増と増益を達成した。既存店売上は、1Qは夏物商品が好調も、秋冬商品の立ち上がり弱く同99.5%で着地。既存店粗利率は27.5%(同0.9%増)とさらに伸長した。
国内事業においては、関東地方に3店舗、北海道に1店舗、中部地方に1店舗、近畿地方に2店舗、四国地方に1店舗を開店した。海外事業は、米国カリフォルニア州に1店舗、シンガポール共和国に1店舗、香港に1店舗、台湾に1店舗、マレーシアに1店舗を開店した。
通期業績予想は、売上高は、6.9%増の2兆700億円、営業利益23.5%増の1300億円、経常利益13.5%増の1260億円、親会社株主に帰属する当期純利益15.6%増の765億円の増収増益を見込む。