レックの2024年3月期第2四半期連結累計期間の売上高は前年同期比10.7%増の296億8800万円、営業利益は同32.5%減の9億3600万円、経常利益は同20.0%減の10億3800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同63.3%減の4億7400万円となった。
日用品業界においては、雇用環境は改善しつつあるものの諸物価の上昇等により実質賃金が引続きマイナスとなっていること等から、消費者の節約志向は高まっており、経営環境は厳しい状況で推移いしている。このような環境の中、レックグループでは、消費者の趣味嗜好に沿った各種キャラクター製品や選ばれる日用品の開発等に注力するとともに、新製品発表会をはじめとする販促イベントの開催等により業容の拡大を図ってきた。
また、円安の進行や原材料高等による調達コストの上昇や運送費をはじめとする諸経費も上昇していることから、製品のリニューアルや業務工程の見直し等によるコスト削減に全社一丸となり努力してきた。以上の結果、売上高は、新製品の売り上げが伸長したこと等から増収。利益については、円安や原材料・輸入諸経費をはじめとする諸コストの上昇等から減益となった。
事業の品目別の売上高の状況は、家庭用日用雑貨品が前年同期比9.9%増の124億8800万円、清掃・衛生用消耗品が同7.9%増の111億9900万円、その他(虫・ウィルス等対策品、化粧品、家電製品、食品、趣味嗜好品等)が同18.0%増の60億円となった。
通期見通しは、売上高は前年同期比8.2%増の600億円、営業利益は同31.7%増の12億円、経常利益は同10.9%増の12億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.7%減の7億円としている。