ライオンの2020年12月期第3四半期決算は、売上高2620億4900万円(前年同期比0.0%増、為替変動の影響を除いた実質前期比0.9%増)、事業利益298億7200万円(同26.7%増)、営業利益382億4400万円(同60.5%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が272億3700万円(同60.7%増)となった。

国内事業では主力ブランドで高付加価値の新製品を投入し、効率的なマーケティング施策等により育成を図るとともに、海外事業では洗濯用洗剤等のホームケア分野の収益性向上、オーラルケア、ビューティケア等のパーソナルケア分野の事業規模拡大に取り組んだ。

通期見通しは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、衛生関連品等の需要が高い水準で推移したことに加え、経費の減少等により、事業利益、営業利益が前回の予想を上回る見込みで、売上高が3550億円(前期比2.2%増)、事業利益が330億円(同9.8%増)、営業利益が415億円(同39.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益が270億円(同31.8%増)と修正した。