インバウンド需要取り込みで明暗を分ける

通販化粧品の市場は5000億円を超え、さらに拡大を続けている。2018年度は長年首位を守り続けたディーエイチシー(DHC)から、ファンケルが「売り上げNo.1」の座を奪取した。要因はインバウンドの影響だ。特にトップを走るファンケルは中国人観光客から強い支持を集めており、ソーシャルバイヤーと呼ばれる在日外国人のCtoCの取引でも数字を上げている。一方で、ドクターシーラボなどを展開するシーズ・ホールディングスをジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が買収するなど、大きな合従連衡も起こっている。独立系が中心の通販化粧品市場も、グローバル化や生き残りをにらみ、大きな変革期に突入したと言えよう。

インバウンドの波に乗り、トップの座に躍り出たファンケルの前期(19年3月期)におけるファンケル化粧品の売り上げは、567億7900万円で前期比11%増と二桁の伸び。インバウンドの売り上げは145億円とその勢いは凄まじい。今期も化粧品は7%増を見込んでおり、売上高600億円超を目指す。


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