ミルボンは2025年2月11日、新たな美容成分である「モイストCMADK」を発見し、同成分を用いたヘアケア新ライン「ALTIELL(アルティール)」を発売する。これに関し、24年12月5日に新製品発表会を開催した。

発表会に登壇した小林和樹研究員は「モイストCMADKは、ミルボンが頭髪の保湿力と定着力を追い求め、開発に成功した世界初の新成分です」と紹介した。

今回発売するのは「オージュア アルティール シャンプー」(250ミリリットル・5500円~)、「オージュア アルティール ヘアトリートメント」(250ミリリットル・6600円~)、「オージュア アルティール アドバンスドエッセンス」(100ミリリットル・5830円)の3商品。いずれも同社のパーソナルケアブランド「Aujua(オージュア)」の一部として展開する。

3商品の特徴は以下の通り。

・オージュア アルティール シャンプー:泡立ちにくく絡まりやすいエイジングブリーチ毛髪(※)を、泡立て直後からきめ細かく維持する泡て、やわらかく洗い上げる。

・オージュア アルティール ヘアトリートメント:部位によってダメージ状態の異なるエイジングブリーチ頭髪全体になじみやすく、毛先までまとまりを与える。

・オージュア アルティール アドバンスドエッセンス:乾燥で広がりやすいエイジングブリーチ毛髪を保湿してなめらかにまとまる髪へ導く。

ミルボンはこれまで、エイジングブリーチ毛髪を補修する成分としてCMADKを追求してきた。19年には「MX CMADK」、23年には「3D CMADK」を発表し、髪を構成するケラチンを補完する技術を確立していたが、乾燥しやすさやケアの持続性には課題が残っていた。

乾燥しやすい髪の原因が「ミクロフィブリルの流出」と「親水性タンパク質の乾燥耐性の低下」であることを特定した同社はさらに研究を進め、この課題を解消するために新成分であるモイストCMADKを発見。同成分は髪の内部にしっかり定着し、保湿力と持続力を両立させるものだ。

今回発売する3商品はモイストCMADKの効果により、損傷した髪を内部から補修して保湿することで、根元から毛先まで芯のある柔らかな髪質を実現する。これにより、カラーデザインを楽しみ続けられる髪を目指す。

※年齢を重ねた髪にブリーチを施した状態を指す。