アルコールへの風当たりが強まりそうだ。厚生労働省が2月19日、具体的な疾病へのリスクと共に一日の適正な摂取量を公表したからだ。政府は、今後、ビールやワイン、日本酒などに含まれる具体的な「アルコール量」を明示することで、健康を害するような飲酒を抑制させる方針。喫煙対策がほぼ限界に来たため、ターゲットをお酒に変えたと見る向きもある。にわかに浮上した「適正飲酒ガイドライン」と今後の影響に注目だ。

これまでも政府の健康政策をまとめる「健康日本21」などで、飲酒と生活習慣病の影響については触れられてきた。ただ、今回の「適正飲酒ガイドライン」はインパクトが異なる。①具体的な数値を示して、適正量を示した②具体的に疾病名を出して罹患リスクを示した――からだ。

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適正飲酒ガイドライン

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