創意工夫がヒット商品に結びつく
――ピカソ美化学研究所の2023年の状況を教えてください。
八木 通販化粧品の状況は、テレビや紙媒体を中心とするインフォマーシャル群とECサイトでのネット通販に大きく二つに分かれています。インフォマーシャルではベースメイクの即効感を訴求した商品が60歳以上のターゲットに好評だった一方、ネット通販では初回の価格をディスカウントした定期購買型の継続率に課題感が浮き彫りになっています。また、スキンケアでは単品使いの生活者が増えており、数点をクロスセルで購入していただくことが難しいため、客単価が上がらない状況です。そうした市場環境の中、われわれは販売力のあるお客さまのヒット商品を多く受注することができ、23年度は前年比約10%の伸びとなりました。販売力のあるお客さまに対し、品質の良い商品を一気に集中生産して、販売チャンスを逃さず確実に供給できたことが業績に寄与したと思います。
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