エアゾールや化粧品などの総合ODM/OEMメーカーであるエア・ウォーター・リアライズは、化粧品メーカー機能とマーケティング力の強化を図るため、医薬品の研究開発、医薬部外品・化粧品の開発・販売を行うナノエッグより、2月1日付で化粧品企画販売事業を譲り受けることを発表した。譲受した金額は非開示。
エア・ウォーター・リアライズは、2023年4月に社名を変更して企業イメージを刷新し、同年10月には医療用、美容用などの注射針を製造・販売するミサワ医科工業を統合。エアゾール製品のみならず、化粧品や注射針などヘルスケア領域の総合ODM/OEMメーカーとして、さらなる成長を目指している。
化粧品事業においては、UVケアやクレンジング関連、ヘアオイルなど化粧品のOEM受託に加え、ファブレスメーカーを中心とする高付加価値商品の企画設計・製造を手掛けるODM受託を進めている。また、B to Cや海外への事業展開に向けて、メーカー機能とマーケティング力の強化に注力している。
今回、ナノエッグより、独自のナノカプセル技術や液晶技術を用いた美白・エイジングケアなど六つのブランド(商標)やテレビ通販・ECサイトといった販売・コミュニケーションチャネルなど化粧品企画販売事業を譲り受け、メーカー機能・マーケティング力の強化を通じて、ODM展開を加速していく考えだ。同社では、今後も、人々の暮らしやヘルスケアにかかわる事業領域を拡大し、「ウェルネス(健やかな暮らし)」の実現を目指していく。