マーケティング思考を育み得意先の戦略的パートナーに

エア・ウォーター・ゾルの化粧品事業がまた一歩進化しようとしている。茨城工場に隣接する敷地に、化粧品の研究所を建設するのだ。7月8日に地鎮祭を行い、竣工は2020年1月を予定。ZWは、「既存の研究室では、環境が整っていない」として、「化粧品に特化した研究開発力を高める」考えを明かす。研究員も現状の31人から変化を見据えながら逐次増員を図り、50人まで増やす構えだ。

エア・ウォーター・ゾルがエアゾールを基幹事業、化粧品を戦略事業として、化粧品のOEMに本格的に乗り出したのは16年のこと。化粧品生産を主力に置いた群馬工場が早々に手狭になったのを見て、18年11月、茨城工場に第二工場を新設した。エアゾールラインが昨年12月、化粧品液体充填品(危険物)ラインが今年1月、同(非危険物)ラインが3月と、3ラインが逐次稼働を開始している。

茨城第2工場は現在3ラインが稼働している

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