■4年間で4工場を開設し生産力は倍増
日本コルマーは、化粧品メーカーのアウトソーシングの加速とインバウンド・アウトバウンドの拡大を背景に、生産拠点をスピーディに拡張してきた。大阪の八尾、柏原、島根県の出雲の3工場体制から、2014年に静岡工場、16年に茨城県の結城工場、17年に三重県の伊賀工場、広島工場と矢継ぎ早に新設。国内生産拠点は計7カ所となり、合計敷地面積18万平方メートル超と、大手化粧品メーカーに匹敵するほどの規模になっている。そうしたこともあって、19年時点の出荷量は3年前との比較で約2倍になっている。
14年以降の4工場は、いずれも既存の工場を買収する形で早期操業を実現してきた。なかでも結城工場は、従業員を引き継いだことで早期稼働につながったのに加え、既存の3工場との人的交流により従業員の資質の高いレベルでの平準化に成功。昨年はバルク製造設備を増設するなど積極的に設備投資を進め、生産量は主力である出雲工場、柏原工場に次ぐ規模にまで高まっている。
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