■生産体制の強化に大きな役割を果たすタイ工場
顧客の販売チャンスに合わせて確実に商品を提供する。それが、ピカソ美化学研究所の生産の根底になっている。インバウンド需要による大手からの生産委託で業績を伸ばす企業も多い中、日々の研究開発と営業活動によって着実に受注量を伸ばし、成長を加速させている。先駆けて展開していたグローバル対応も充実させており、安定した生産体制を維持している。
同社は神奈川県横浜と兵庫県西宮の国内2工場、さらに海外に上海工場とタイ工場と、全部で四つの生産工場を保有。そのうち、上海工場は中国市場に向けた商品の生産を、国内工場とタイ工場では主に日本市場用の商品を生産。国内工場では、通販などを主な販路とする付加価値の高い製品を中心に製造。値ごろ感があり、多くの消費者の購買が見込めるマス向けの製品はタイ工場と、基本的には製品の特性によって生産拠点を使い分けている。日本で製造したバルクをタイ工場で充填包装、完成品として日本に投入することでメイドインジャパンの製品を、顧客が望む発売日にあわせ、より効率的に生産できる体制を整えている。
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