実直な仕事を積み重ね業績が伸び続ける
――2023年のビジネスはいかがでしたか。
坂井 売上高は19年を上回り、コロナから回復したと言えます。しかし、市場全体を見渡すと、盛り上がりに欠けるという印象を受けます。業界として景気が悪い状況に慣れてしまったと感じるとともに、コロナの3年間で生活者の消費意欲が低下したまま戻っていないというのも大きな要因だと思います。いつものラインアップにプラスアルファの商品を買い足したり、新しいブランド・商品を試してみるという冒険を控えている。コロナ以前だったらもう少し反応が良かっただろうと思う施策もありますし、定番品への人気が高まっていることからも、消費者意識の変化は見て取れます。特に、われわれのようなマスブランドについては「買わなくてもいいや」「いつものでいいや」と考える傾向が特に大きく感じられますね。
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