新事業立ち上げに動く若い社員が増加

――2023年1月に社長に就任。まず取り組んだことは何でしょうか。

横手 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は、改めて多様な人材と組織で成り立っていることを強く意識しました。私は、事業会社のポーラを中心にキャリアを築いてきましたから、他の事業会社はもちろん、研究や生産を担うポーラ化成工業のことを知っているようで、知らない。HD取締役になり、海外事業を担当したのは20年1月で、グループ各社と仕事ができると思ったところに、コロナ禍が始まりました。DX強化などを目的に経験者採用も増えていますから、社長就任後は、グループで働く人たちと交流し、相互理解することを最優先に取り組みました。経営者の責任は大きいとはいえ、戦略や戦術を動かして形にするのは社員一人一人です。互いに長所や短所を理解した上で、各ブランドの目指すべき姿を共有することにより、経営層から現場までが顧客起点のチャレンジを行えるようにしたいと考えています。

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