花王のスキンケアブランド「ビオレ」は、東京都渋谷区の外郭団体・渋谷未来デザインと共同で、清潔な肌を通して人と人、人と社会の「リアルなつながり」を推進するプロジェクト「セイケツナガリ」を開始した。これに伴い花王は、11月10日、東京渋谷区のヒカリエホールで渋谷未来デザインが主催したイベント「SIW2023(ソーシャル・イノベーション・ウィーク)」のカンファレンスに参加。ビオレの思いである「肌はヒューマン・インターフェイス(接点)」、そしてそのアクションである「セイケツナガリ」活動の発表に加えて、渋谷区が抱える社会問題と、それに対する未来への取り組みに対してディスカッションを行った。


花王は「ビオレ」を通して人と人、人と社会のつながりをサポートする

「セイケツナガリ」の取り組みの第1弾として、カルチャーの発信地である渋谷において、次世代の人材が、スポーツを通じて街をデザインするプロジェクト”Next Generations”との取り組みを実施。11月5日には、「くみんの広場 ふるさと渋谷フェスティバル2023」にて、“Next Generations”が開催する「アーバンスポーツ体験会」を「ビオレ」がサポート。日やけや湿度、温度などによる汗・ベタつきの不快感を気にせず太陽の下でスポーツを通じた「リアルなつながり」の瞬間を感じてもらうために、日やけ止めや汗拭きシートなどのビオレ商品を提供している。

カンファレンスで行ったディスカッションテーマは、「多様性の時代に、あらためて〝リアルにつながる〟喜びを加速させるイノベーション」。花王のヘルス&ビューティケア事業部門の西田雅英スキンケア事業部長に加え、Next Generationsのメンバーや現役アスリートを交え、世代やジャンルの垣根を越え、縦にも横にもつながり合える未来の実現に向け話し合いが行われた。西田部長は、「ビオレは人と人、人と社会のつながりをサポートし、みんなが笑顔になり、楽しく暮らすことを願っている。都会は意外と人とつながれる場所が少ないが、渋谷区は色々な活動を通じて人と人をつなげている。例えば公園での活動だが、その活動をビオレがハンドソープやUVケアなどでサポートすることによって、活動をよりポジティブにしていただくことができる。渋谷からの情報発信が日本中、世界に広がればよいと思っている」と語った。

花王は、セイケツ(清潔)を通じて、人と人、人と社会の「リアルなつながり」を推進する活動に取り組んでいく考えだ。

月刊『国際商業』2024年01月号掲載