男性客とギフト需要の増加でフレグランスが絶好調

楽しさナンバーワンのビューティワールドを目指す阪急うめだ本店は、百貨店の独自性の追求で化粧品の客層と買われ方の幅を広げている。きっかけは、館全体の戦略でラグジュアリー系とモード系のファッションブランドのブティック(直営店)を強化したことで、老若男女を問わず、多種多様な価値観を持つお客が館に集まるようになったこと。そのお客が化粧品売り場にも足を運び、化粧品を購入する好循環が生まれている。

象徴的な例がコロナ禍で新たなニーズを取り込んできたフレグランスの伸びだろう。若い世代を中心に新規顧客の入り口となっており、フレグランスを求める男性客の増加とギフト需要の増加に結び付いた。阪急うめだ本店では、男性同士で来店して自分に合った香りを選ぶために接客を受ける光景は珍しくない。そのまま他の化粧品ブランドにも興味を持ち、カウンターに座ってメイクレッスンも受けている。

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