マンダムが開発し、2022年に国際宇宙ステーション(ISS)に初搭載された「ギャツビー スペースシャワーペーパー」(頭皮用/ボディ用各10枚入り・1100円)が、9月より全国の科学館・博物館の一部で順次販売している。実際のISS搭載品と仕様・パッケージが同一の製品を購入することができる。

「ギャツビー スペースシャワーペーパー」の最も大きな特長は”エタノールフリー“であること。一般的なボディペーパーではエタノールを配合することにより気化熱を利用し、肌から熱を急速に奪い清涼感を与えるメカニズムになっている。一方で、ISS内では安全な環境を保つため、エタノールの使用は厳しく制限されている。そのため従来の技術は使用できず、エタノールフリーで心地よい清涼感を実現することは困難だった。

そこで「ギャツビー スペースシャワーペーパー」には、2005年からマンダムが取り組んでいるTRPチャネル研究によって生まれた“Kai-tech技術”を応用。このKai-tech技術をベースに、アルコールが使用できない環境でも清涼感を感じられる技術を開発し、エタノールフリーでも快適な心地よさを実現することに成功した。

「ギャツビー スペースシャワーペーパー」は、2022年10月~2023年3月の若田光一宇宙飛行士のISS長期滞在ミッションで初めて搭載。実際に宇宙で使用され、長期滞在する宇宙飛行士の生活を支えた。また、2023年8月に打上げされた古川聡宇宙飛行士ISS長期滞在ミッションにて二度目の搭載をされることが決定しており、二度目の宇宙でのお役立ちに挑戦する。

宇宙では水は希少であり、基本的に入浴することができない。入浴によって心身ともにリフレッシュすることが難しい、それが宇宙空間での生活課題の一つだった。

マンダムは「宇宙でもまるでお風呂上りのような爽快感を得られないか…」という想いから本製品を開発。制限のある宇宙生活でもシャワーを浴びたようなサッパリ感とともに、心地よい香りや使用感で気持ちの切り替えにもつながる「ギャツビー スペースシャワーペーパー」が誕生した。

一見、宇宙で役立つ技術は地上での生活とは程遠いように感じられるが、そんなことはない。実は宇宙で役立つ技術こそ、地上での生活課題を解決する技術に通じている。

「ギャツビー スペースシャワーペーパー」で応用された「エタノールフリーでも心地よい清涼感を感じられる技術」は、肌が弱い方や宗教上の理由でエタノールを使えない方でも安心して使用いただける製品開発につながる。また、身近なシーンでは火気を扱うキャンプなどの場面でも安心して使用できる。

最も重要度が高いシーンとして想定されるのは、衛生面での不安が多く発生する「災害時」だ。肌の弱い小さなお子さまやお年寄りの方にも、そして火気を取り扱う環境でも使用できる”エタノールフリーの清涼感技術“は、災害時でも安心して使用できる製品開発につながる。

マンダムはこれからも環境に制約がある場所でこそ役立つ製品を開発し、未来につなげていきたい考えだ。

特設サイトURL:https://www.mandom.co.jp/gallery/contents08.html